自給自足生活
前回のブログで、我が家のジャガイモの収穫を紹介しましたが、あれから尋常じゃないくらいとれまして、実家やら友達やら、会う人会う人みんなに、まるで挨拶でもするように芋を配り、やっと芋生活にもゴールが見えてきたところです。
まだまだありますけどね。(なすもあるよ)
でも、自分が植えた種芋から小さな芽が出て、そこからぐんぐん大きくなって、土の中からゴロゴロ出てきた芋なので、やっぱり美味しい!
いや、普通の芋なんだけど、普通の芋より8割増しで美味しく感じるんです。
普通の芋より、やたらホクホクで、皮とかもめっちゃ剥きやすくて、色もきれいで、マヨネーズともやたら合うんです。
そう感じるんです。自分で作ると。
ところで、今日の話なんですけど、今日は朝から釣りにでかけたんです。
うちの夫、釣りが大好きなんです。
どれくらい好きかっていうと、まず道具の量。
夫がもってるタックルボックス。
例えるならば、蓋をあけると3段のエレクトーンみたいになるんですよ。一体どこで売ってるんでしょうね?
そこにびっしり、ルアーや糸や針。海にいる魚より多いんじゃないかってほど。
そして、自分の書斎の一番目立つところに、お気に入りのリール飾ってるんです。自分が持ってる中で、一番いいやつなんだそうです。
それから、我が家はBSの有料放送は契約していないのですが、たまに「お試し」で観れる日があるんです。もちろん、テレビ画面のめっちゃ邪魔なところに「契約方法」みたいな表示がずっとある状態ですけど。そんなお試しの日は、「BS釣りビジョン」を一日中見てるような男なんですよ。大げさに言ってるんじゃなくて、本当に丸一日。
そう、それくらい釣り好きの夫なので、今日は朝から晩まで釣りに付き合ってあげたんですよ。
その釣果がこちら。
コハダ。
すごい釣りました。
私が!!(笑)
夫の悪い癖なのですが、釣りが好きすぎるあまり、海に糸を垂らす時間よりも、仕掛け作りやルアー選びに時間を費やしてしまうんです。
でもそれはそれでめっちゃ楽しそうだったのでいいんですけど。
で、こんなに釣れたのはいいんですが、恥ずかしながら私は魚が捌けないんですよ。
無理なのです。生理的に。
魚は食べるのはすっごい好きなんですが、捌くのは無理。
頭落として、腹を裂いて、内臓取り出して、っていう作業を料理と呼ばないでほしい。魚は切り身で売るの一択にしてほしい。
豚や牛がそのままの姿で売られていないのと同じように、魚を捌く作業を、できる”てい”で売らないでほしい。
これくらいの熱量で、むりなんです。
いや、むり”だった”んです…!
…そう。ついにやりました。
ついに、私は本日から、魚がさばけるようになりました。
どれもこれも、自分で釣った魚だからです。
買った魚よりも、8割増しで美しい。気持ち悪さがないのです。
さすがに1匹目の頭を落とす時は震えましたが、それ以降は本当に、心の底から「いただきます」と思って捌きました。
全て3枚におろし、
下味をつけて、片栗粉をまぶし、カリッと揚げる。
そう、これが、憧れの自給自足生活。
信じられないほど美味かった。
自分で育てた野菜、自分で釣った魚、どれもプライスレス。