青森旅行
お久しぶりです。
ついこの間まで連日猛暑日が続いてましたが、最近はめっきり涼しくなりました。
ほんの数週間前までは、家と職場の往復だけなのに、生命の危険を感じるほどの暑さでした。ほら、私って暑さに弱いじゃないですか。(知らんがな)
そこで、今年の夏休みは北へ旅行に行ってみようということになり、先週行ってきました。本州最北端の県、青森県。
普通なら新幹線に乗る距離ですが、今回は陸路に挑戦しました。
なぜなら、7月に車を買ったからです。
ピカピカの車を転がすこと6時間。
温泉はオーシャンビューで景色最高だし、料理が激ヤバ。魚好きのわたしにとって、今まで泊まった旅館の中で一番美味しかったし豪華だった。(ハーフバイキング形式で、お膳を食べながらバイキングまで楽しめる、1回で二度美味しいスタイル。)
平日だったからか、お客さんもそんなに多くなくて、温泉3回入ったけど3回とも貸し切り状態でした。
もはや陸奥湾貸し切り状態。
そして翌日は、どうしても日本の先っぽに立ってみたくて、夏泊岬に行ってみました。
本州最先端の大間岬と、津軽海峡冬景色の歌詞で存在感強めな竜飛岬の間にある、夏泊岬。
場所はこちら。
絶景でした。そして岬に行くまでの道路は、海と近過ぎて、高い波が来ると車にかかるほどでした。新しい車なんだから勘弁してくれ。そして、そこら中にホタテの養殖網が山積みにされてました。
私の中で旅行といえば、より都会で、より流行の最先端を目指して、人混みをかき分けてパンケーキ食べて、コンクリートの照り返しを浴びながらタピオカ飲むのが醍醐味だったわけですが、今回の青森旅行で、その価値観も少し変わりました。
岬までの道中、県外ナンバーを付けた私たちの車が、そこに住んでいる人たちの生活スペースである道を通るのですが、県道であるはずのその道の真ん中に犬が横たわり、その側で子供達が縄跳びをしているのです。
そして私たちの車がゆっくり近づくと、近くの港で作業をしていた漁師の方が子供達に道を開けるように言ってくれて、こちらに会釈をしてくれるのです。
こんな光景、東京にあるでしょうか?
タピオカミルクティーはありません。チーズドッグもなければ、TikTokしてる人もいません。
でもそこにあるのは、昔から変わらない、人の人情と、生きる知恵と、ホタテの網だけです。
私たち人間にとって、それだけあれば十分ではないでしょうか。
現代の日本人が1日に得る情報の量は、江戸時代の人の一生分とも言われています。
現代は情報社会で、欲しい情報がすぐに、簡単に手に入ります。
人は人と会話をせず、スマートフォンの小さな画面とばかり会話し、思ったことは口に出さず、指で活字で表現します。
これが本当に豊かな生活なのでしょうか?
流行に囚われず、毎日水平線を眺め、隣近所で協力し合いながら子供を育て、自然に逆らわず、自然の恩恵を受けて暮らすことが、本当に豊かな人間の生活ではないのでしょうか。
そんな壮大なことを考えずにはいられない旅行になりました。
明日は夫が仕事なので、1人きりの休みです。
朝ごはんは、生クリームがいっぱいのったパンケーキ食べたい。