じっちの庭
先日、うちのじっち(祖父)が亡くなりました。
私が生まれた時から居ることが当たり前だった人が、突然いなくなってしまうという経験を、33年間生きてきて初めてしました。
特に私の家は両親が共働きのため、子供の頃はしょっちゅう祖父母の家で生活をしてて、しかも祖父母も孫大好きな人たちだったので、土日は毎週泊まりに行ったり、一緒に旅行に行ったりしてました。
私が大人になってからも、職場が祖父母宅に近かったことから、仕事帰りには祖父母宅に帰り、ご飯を食べながら仕事の愚痴を聞いてもらうという生活を、結婚するまで続けてました。
ほぼ、育ての親と言っても過言ではないほど、私の人格を作った人たちでした。
だから、じっちがもうこの世にいないことが未だに実感が湧かなくて、庭にいると、いつものようにじっちの軽自動車がばっぱを後部座席に乗せて、我が家の車庫に入ってくるような気がしてなりません。
身内がこんなこと言うのもおかしな話かもしれませんが、うちのじっちは本当に物知りで、器用で、頭が良くて、とにかくなんでもできる人でした。
我が家の建築中も、私が仕事をしてる昼間にわざわざ見に来て、工事の進捗を楽しみに見ていました。
そして庭づくりにはすごく沢山協力してくれて、この花壇は夫とじっちの共同作業でできたものです。
(夫が一生懸命に並べたブロックを、じっちが掘り返してキレイに並べなおすという共同作業)
じっちが残してくれた花壇は、今はこんなに野菜やバラが育っています。
それから、プランターを置く台が欲しいという話を何気なくした次の日に、じっちが作って持ってきてくれたのがこれ。
これ、素人が一から手作りで作った台に見えませんよね。
このように、我が家にはじっちの思い出が沢山あって、今はまだ寂しいです。
でも、そんなことを思いながら今日も花に水をあげていたところ、びっくりするものを発見。
なぜか砂利から咲いてる、ど根性ビオラ(笑)
今は庭にもビオラは咲いてないのに(o_o)
元気出せっていうメッセージに感じました。